○ロンハー編
「いいわよ?」
いいながら、ハーマイオニーはおもむろに肉まんを二つに割り、
「はい。」
と大きい方を彼に差しだした。ロンが微かに戸惑ったので、大きい方を渡されて遠慮しているのだ、と思った彼女は微笑んでいいのよ、と続けた。
「私、今ちょっと、ダイエットしてるの。協力して?」
「…アー、うん。」
その邪気のない笑顔に押し切られ、ロンは半分に割られた肉まんを受け取った。
「冷めない内に食べちゃおう?」
ハーマイオニーが微笑みながら自分の食べかけの肉まんを囓る。
―――これじゃ、意味ないんだけど…。
心の中で思いつつ、ロンは苦笑しながら差し出された彼女の気持ちに口を付けた。
―――MISSION MISFIRED.