○ハリロン編
「ああー?もう、仕方ないなぁ、ホラ。」
ロンがハリーの方に食べかけの肉まんを差しだした。ハリーはにっこり笑った後。
がぶっ!と一口に肉まんを口に頬張った。
「あああ!何するのさハリー!!誰が全部やるって言ったよ!!」
ハムスターの頬袋よろしくもごもごとほっぺたを一杯にするハリーに、ロンが猛然と抗議する。
もぐもぐごっくん!と全てを胃の中に押しやった後、ハリーはゴチ!とロンに手を合わせた。
「やー、ダーズリー家ですっかり自分の食い扶持は自分で確保する癖がついちゃってさー。食べられるときに食べておかないと!」
「言い訳になるか!!」
何かを思いついたように、ハリーがにやぁと笑う。
「いや、美味しかったよ隠し味のロンが良く効いてて。」
「……セクハラ親父か君は!!くっそー、いつか絶対ぎゃふんと言わせてやるから。」
食い物の恨みは怖いんだぞ!とロンがきっと親友を睨み、ハリーはああ、頑張ってね?と軽く笑ってその側を離れた。
―――MISSION COMPLETE.