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□序章:『魔王』
終わらない。
旅とやらは、永遠に終わらない。
自分にとっての真実を、見つけだすまで。
終わらせた、者もいる。おのれの弱さと決別した男が。
いつか決着をつけようという約束は、最早実行されることはないだろう。
私は私で先へ進むことにする。黴の生えた誓いになど興味はない。願いは一つ。・・・・・・・・・・・・
□その1:『カエル』
・・・一体、俺たちはどこまで一緒に行けるんだろう。
あいつらとの話が、旅が楽しければ楽しいほど、そう思う瞬間が増えていく。
出会いと別れは表裏一体だ。どんなに近くその存在を感じていたって、どんなに引き合ったって・・・いつか、必ず別離の時は来る。「何があっても別れることはない」なんていうことはユメマボロシだ。そして、出会いが素晴らしければ素晴らしいほど、別れは突然に、以外に早くやって来るモンだ。
だけど。
せめて笑いながら「またな」と軽く言ってその瞬間を迎えたい。
たとえそれが今生の別れになったとしても、決して湿っぽくならずに。俺達には、それが似合いだ。「シルバードがあるからいつでも来られるよ」なんて、決して履行されてはいけない約束を交わして。
あいつらとならどこまでだって不安なんて感じないで行けるだろう。
その存在は、胸の内に宿る。思い出は時間と共に存在と等価にまで昇華される。
だから、離ればなれになったって大丈夫だ。
いつだって、側に感じているから。俺の周りには、沢山の人々の思いが溢れているから。そうして、俺の存在があるんだから。
辛い別れはもう十分だ。
陽気に行こうぜ、陽気に。な?
ああ、俺の時代にはまだ、ロボが居て働いてるんだっけ。時々・・・様子を見に行ってやるかな。
>>to be contenued・・・・・・

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