魔法をかけて

-cast a spell-



**********



 なんて掴み所がない男を好きになったんだろう、と。
 呆れたような溜息が漏れた。

 アンジェリーナがウィーズリー家の名物双子の片割れ、
 しかもやんちゃくれで子供っぽいフレッド・ウィーズリーの方を好きかもしれない、
 と思い始めたのは結構最近のことだったりする。
 それまでは何せ恋愛対象にするには相手も自分も幼すぎたし、
 年頃の乙女にしては恋愛よりはクィディッチの方に心を傾けていたアンジェリーナは、
 ふと気が付くと周囲の色めき立つ話題からすっかり取り残されてしまっていた。
 気が付くと親友のアリシアでさえウィーズリー家の双子のもう片割れ、
 フレッドよりは多少大人しい感じのあるジョージといい雰囲気だったりして、心底驚いたものだ。

 一体、なんだってどうして。
 いつの間に。
 彼女たちは自分の恋を発見して己の手中に収めることができたのだろう。
 アンジェリーナにはさっぱり理解できない。
 昨日までの級友が急に王子に変わることなどあり得ないように、
 親友が突然恋人に変わる、なんていうのはロマンス小説の中だけの出来事だと。
 ずっと、そう思ってきた。

「そりゃ、確かにそうよ。…でも。…ねぇ?」
 などという否定とも肯定ともとれない答えを、アンジェリーナに問いつめられたアリシアは返した。
「それに、アンジェリーナにだってフレッドがいるじゃない?」
「どこにいるって言うのよ…ただの友達のそのまた更に三十フィート向こうくらいなもんよ、あいつの位置なんて。」
 ウンザリしたように首を振るアンジェリーナに、アリシアが苦笑する。
「私だって最初はそう思っていたわ。」
「そうよ!それが不思議なの!…まぁでも、ジョージは片割れのバカ子供と違ってまだ常識があるから。」
「…そう〜?」
 聞きようによっては手酷いことをアンジェリーナが鼻の頭に皺を寄せながら言い、アリシアが首を傾げる。
「フレッドだって素敵じゃない。結構女の子に人気あるのよ、あれで。可愛いとか、一緒にいて楽しそうだとか。」
「…可愛い〜?!」
 アンジェリーナは天然で波打った豊かな黒髪を揺らしながら天を仰いだ。
「節穴か腐ってるかどっちかよ、その審美眼。」
 かわいげの欠片だってないじゃない!と何故か憤然とする親友の少女を、アリシアがまぁまぁ、と宥めた。
「…ま、気を使わないのは確かだわ。でも、それじゃ恋人にはちょっとね。」
 やっぱりどうせ夢見るならバンデラスとか、トム・クルーズとか!
 とまだまだ恋人ができるには程遠そうなことを浅黒い肌の少女は言い。

 アリシアは、そんな彼女の大きな黒目がちの瞳や長い睫を眺めながら、
 あーあ、フレッドもなかなか報われないわ、と心の中でこっそり好きな男の半身に同情した。

*****


 ホグズミードでの買い物は、女生徒達の休日の最大のイベントの一つであった。
 アンジェリーナもご多分に漏れずこのときばかりは女の子であることを存分に満喫し、
 クラスメートのアリシア達と店を冷やかして回るのを最大の楽しみにしていた。

 村に着いた瞬間ゾンコのいたずら専門店にすっ飛んでいくウィーズリー家の双子を目撃したアンジェリーナが呆れ果てたわ、と言いながら首を振る。
「よくまぁ毎回毎回買うものがあるわね?どこで消費しているのか考えるのも怖いわ。」
「同感。」
 くすりと微笑みながらアリシアが言い、さ、私たちも行きましょ?と背の高い少女の腕に自分の腕を絡める。
「私、今日は買いたいものがあるの。エスコートしてくれる?」
「そりゃ付き合うけど、なぁに?」
「そりゃ、女の子しか入れない……。」

 結果として、アンジェリーナが引っ張って行かれたのは女性用のランジェリーショップだった。
「…確かに女の子しか入れないわね……。」
 苦笑しながら、女生徒でひしめき合う店内に入る。
 アリシアがすぐに、同じ寮の後輩の姿を見かけて声をかけた。

「ハイ、ハーマイオニー、ラベンダー、買い物?」
「ええ、アリシアとアンジェリーナも?」
「私は付き添い。」
 アンジェリーナが苦笑し、ハーマイオニーが私も、と肩をすくめた。
 ラベンダーが興味なさ気な栗色の髪の少女に首を振りながら手に持っていた一組の下着を押しつける。
「あのね、お洒落は見えないところにこそ手を抜いちゃ駄目なのよハーマイオニー!
 せめてこのくらい着なくちゃ!」
 言われて手の中に視線を落としたハーマイオニーが絶対無理!と言いながら
 首を振って派手に透けた紫色に輝く下着(しかもどうやら布の面積も最小限のように推察される)を慌てて棚に戻した。
 そのサイドが紐だけで構成されているのを見て、アリシアが目を剥く。

「ラベンダー、あなたこんなの着てるわけ?!」
 ハーマイオニーが笑い転げる級友に食ってかかる。
 ラベンダーは首を振りながら答えた。
「まさか。冗談よ。…でもロンは悩殺されないかもね。引きそう。」
「あのねぇ!なんでロンが出てくるわけ?!」

 相変わらずな言い合いをしている下級生達に微笑みながら、アリシアが親友の腕をつついた。
「アンジェリーナ、あなたこそちょっと色っぽいの買ったら?」
 いっつも色気も素っ気もないようなのばっかりじゃない、と言われ、
 なんであんたそんな人の下着に詳しいのよ!
 と同室の少女に零しながらも、
 確かに今まで殆ど興味のなかったアンジェリーナは面白そうに色の洪水を覗き込んだ。
「綺麗なのあるわよねぇ。」
「そうよ。あなたスタイル抜群だし、似合うわよ?」
「似合って誰に見せるって言うのよ…。」
「そりゃ勿論フ……。」
「アリシア!!」

…こちらも下級生とそうレベルの違わない会話を交わしながら、
 何となく流されるがまま、
 アンジェリーナは瀟洒な花柄のレースで飾られた、彼女の親友や後輩言うところの
 浅黒い肌の色に良く似合う「勝負下着」を一組買うことになってしまった。

*****


 当然のことだが、アンジェリーナが流されるがままに買ってしまった「勝負下着」は全く出番が無く、
 タンスの中で日の目を見ないまま暫くの間放置されていた。
 ある日、タンスの整理をしていてたまたまその包みを発見してしまったアンジェリーナは、
 何の気なしに薄葉紙に包まれた一揃えの繊細なそれを発見して、思わず赤面してしまった。

「そういえば…買ったわね、こんなもの…。」
 人に見せるのが前提の下着だなんて、流されたとはいえ、なんてものを買っちゃったんだろう、
 とアンジェリーナはもう一度包み直してタンスの中に仕舞おうとして。
 ふと、好奇心に駆られた。

「折角買ったんだもの、高かったのに、一度も着ないんじゃ勿体ないわよね…。」
 サイズなんていつ変わるか分からないし、と言い訳がましく独り言を呟きながら、
 アンジェリーナは淡い乳白色のそれを腕に抱えたまま腰を上げた。


 入浴後、とりあえず持ってきた勝負下着を身につけたアンジェリーナは、
 後は寝るだけなのに、と鏡に映った姿に苦笑する。
 これを着ているところを見られたくなくてわざと時間をずらして入ったから、
 本当にこの後は部屋に戻るだけだ。
「何やっているのかしらね、私。」
 言いながらも、そこはやはり年頃の乙女心というやつで、
 綺麗な下着を着ているというだけで何となくうきうきした気分になってしまう。
 鼻歌さえ歌いそうな上機嫌で共同の浴場を出ると、女子寮の自室に戻る前に、ふと夜風に当たってみよう、という気分になった。
「いいわよね。このまま寝ちゃうのは勿体ないもの。」
 だからといってなんというわけでは無いのだが。
 衝動的な行動ばかりの自分にちょっと言い訳をして、
 アンジェリーナは獅子寮の屋上への階段を上がり始めた。

*****


 錆び付いた鉄の扉を開けると、満天の星空が目に飛び込んできた。
 思わず見とれて、言葉を失う。

「すごい…綺麗。」
 呟きながら彷徨うように屋上へ踏み出すと、
「あれ?先客?」
 と後ろから声がかけられた。アンジェリーナがぎくっとして振り向き、ホッとしたように肩を落とす。
「なんだ、フレッドじゃない。」
「なんだとはまた随分迷惑そうだよな。」
 赤毛の少年が苦笑する。アンジェリーナはそんな事無いわよ、ひがみ過ぎ!と彼を軽く睨んだ。
「フィルチやマグゴナガル先生だったらどうしようかと思ったのよ。…あなたこそ、ここに何しに来たの?」
「おいおいアンジェリーナ、ここは俺の夕食後のまったりスポットなんだぜ?」
 むしろ君の方が珍客なんだよ、と言われて、アンジェリーナが驚いた顔をした。
「そうなの?」
「ああ、そこの手すりにもたれて空を見上げて…。」
「以外とロマンチストね、フレッド。」
「…次はどんな悪戯を仕掛けようかとか構想を練ったり、新商品開発のプランを考えたり。」
「…と、ちょっとでも思った私がバカだったわ。」
 にやっと笑いながら軽口を叩く少年に、アンジェリーナはわざと盛大な溜息をついてみせる。
 フレッドがまぁ、いいじゃないか、と言いながらぽん、と軽く彼女の肩を叩いて付いてくるよう促した。
「来いよ、一番特等席教えてやるから。」
「ええ。」
 アンジェリーナは素直にその後に続いて歩き出した。

「…へぇ、綺麗ねぇ。」
「だろ?」
 屋上の隅の一角で、空を見上げたアンジェリーナが感嘆の声を上げる。
 満天の星空と、その下にどこまでも広がる黒々とした森が、
 ホグワーツに乱立する塔や支柱なしに見渡せ、一幅の絵のような風景を展開している。
 丁度入り口からは死角になるその場所は、一人で隠れてくつろぐには絶好のスポットといえるようなところであった。
「いいところあるじゃない、フレッド。…まさか見料取ったりするわけ?」
「あのなぁ。もうちょっと信用しろよアンジェリーナ。」
 たまには俺だってボランティア精神に溢れた行動に出るさ、と苦笑する赤毛の少年に、アンジェリーナが首を傾げる。
「あら?そうだったかしら?記憶にないわねぇ。」
「…おいおい。」
 ピン、と軽く頭を弾かれ、何するのよ痛いじゃない!とアンジェリーナが隣の少年を見上げて。

 絶句した。

 嬉しそうに満面の笑みを浮かべているフレッドは、常になく優しい表情をしている。
…悪戯を企んでも居なければ、意地悪もしないフレッドって、こんな表情をするんだ。
 などと妙に納得して、アンジェリーナは途端に落ち着かなくなった。
 何故だかどきどきと心臓が波打ちだして、きゅっと部屋着のTシャツの胸元を握る。
 途端に、思い出した。
 自分は今、この下にちょっとトクベツなものを着ている。

『似合って誰に見せるって言うのよ…。』
『そりゃ勿論フ……。』

 等という友人との会話が頭の中でリフレインして弾けた。
 だからといって見せる気など毛ほどもないし言語道断だが。
……しかし。
 ちらりと隣を見上げると、気付いた澄んだ空色の瞳が嬉しそうに細められる。
 落ち着かなくなって、視線を彷徨わせる。
 視界の端を何度も横切る見事な赤い髪の毛が、彼女の心臓をきゅっと締め上げてくる。

 妙にそわそわし始めたアンジェリーナを敏感に感じ取ったフレッドが不審そうに首を傾げる。
「どうした?アンジェリーナ。なんか見つけたのか?」
「い、いいえ?」
 言いながら、ちょっとフレッドと距離を取る。
 冷静に考える間でもなく、
 彼にアンジェリーナが服の下に何を着ているのかなど分かる筈もないのだが。
 しかし頭では分かっていても、自分はいつもと違う、という思いが妙に彼女を不安定にする。
 離れていく彼女を感じたフレッドが、彼女の方に一歩近づこうとして、躊躇った。

「…なんか気に障ることしたんなら、俺は消えようか?」
 フレッドらしくない遠慮がちな台詞に、アンジェリーナが驚いて顔を上げる。
 ちょっと苦笑するような表情からはいつもの大胆さは影を潜め、その下にある情の深い少年の素顔が浮かび上がっていた。
 違う、と慌てて首を振る。
 思いついた言い訳は、いつもの喧嘩友達のオブラートにくるんだ。

「あの…あなたがあんまり素直で優しいから、調子が狂ってるだけ。」
「おいおい。…それは、君が今夜なんだか妙に大人しくてしおらしいからだろ。」
 なんか悪いもんでも食べた?と聞いてくるその表情は、既にいつものフレッドのもの。
 安心したような残念なような気分で、アンジェリーナはバカね、とだけ呟いた。
 言い合いをしたい気分ではない。
 フレッド言うところの「しおらしい」彼女なのは、
 着ているものの所為で女らしい気持ちになっているからかしら、等と考えながら、視線を星空に戻す。
 彼女の出方で調子が狂っているのは彼も同じようで、いつものレスポンスを待ち受けていた表情が、当てが外れたような顔になって。
 どうしていいのか分からない、というように屋上の柵にもたれ掛かった。

 これ以上深くお互いの態度を詮索するのは危険だ、と雰囲気が告げている。
 次は決定的な態度に出るかもしれないし、取り返しのつかないことを口走るかもしれない。
 だからアンジェリーナはただ黙って成り行きに任せていた。

 物事の主導権を取りたい自分の中に、こんな受動的なところが在ったのか、などと感じているのは、
 もしかしなくても二人共に共通する事実なのかもしれなかった。
―――出ようによっては。
 フレッドもそう思っているということは、何となく彼女にも察知できたし、きっと彼の方にも分かっている。
 噂になるくらい近づいている二人の距離に、流石にここに来て気付かないほど、アンジェリーナも鈍くはなかった。

 ただ。
 それがどちらの方向に転ぶかまでは。
 アンジェリーナには見当もつかなかったが。

 その時、フレッドがゆっくりと体を起こした。
「なぁ、アンジェリーナ…。」
 名前を呼ばれて、黒髪の少女はぴくっと体を固くする。
「な、なぁに?」
「あのさ……。ちょっと、耳貸してくれないか?」
 微かに俯いている彼の表情は読めない。
 鼓動のペースが早くなるのを感じながら、彼女は素直にフレッドの口元に耳を寄せた。
「……アンジェリーナ、俺。」
 こくん、と唾を飲み込んだアンジェリーナの耳元に、掠れた声が囁かれる。
 何を告げられるのか、と期待したアンジェリーナに向かって。
 赤毛の少年は、小さく耳打ちした。

「……新作の悪戯思いついたんだけど、実験台になってくれないか?」
「………死になさい。」

 ぺこん!と赤毛の頭をはたき倒す。
 痛い!という声はかっちりと無視した。
 期待で膨れあがった心拍数と赤くなった顔を持て余しているこの状況をどうしてくれよう。
 真っ赤になって居るはずの顔を目立たなくする自分の肌の色に、アンジェリーナは初めて感謝した。
 結局、フレッドにはまだ決心が着かなかったらしい。
 残念だったのか、それともホッとしたのか自分でも判別できないまま、
 「いつもの状態」に戻った二人をアンジェリーナは受け容れた。

 早速に舌戦を開始する二人を、ホグワーツの尖塔が呆れたように見下ろしていた。

*****


 帰り際、フレッドは彼女を女子寮の入り口まで送って来た。

「いいのに。」
「バカ言え、何かあったら困るだろ?哀れな新入生が間違って君の前に彷徨い出て痴漢と間違われてボコボコにされるとか…。」
「それじゃ、まるで私が危険だから見張りに着いてくるみたいじゃない!」
「あれ?そう聞こえなかったか?」
 長身の痩躯に黙ってパンチを喰らわせると、ほらみろ!やっぱり乱暴者じゃないか!と非難の叫びがあがる。

「うるさいわね。さっきしおらしいって言わなかった?」
「さっきまではしおらしかったのに…。」
 まぁそれでこそアンジェリーナだけどな、と笑う少年の表情に一瞬見とれかけて、慌てて明後日の方を向く。
 連れだって歩いていると、女子寮の入り口までの距離はとても短い。
 何となくただお休みなさいだけでも、とアンジェリーナが言葉を探すより先に、フレッドが口を開いた。
「さて、と。…ま、監督生に見つからないように。」
「あなたこそ。」
「誰に言っていると思ってるんだ?」

 俺はフレッド・ウィーズリー様だぜ?とよく分からない威張り方をするフレッドの頬を、アンジェリーナが無言で引っ張る。
「痛!…あにすんだよ暴力女!」
「自慢にならないこと威張って言うからよ。…言っておきますけど、新しい悪戯の実験台だけはごめんですからね!」
「あのなぁ、アンジェリーナ。科学の発展の前には犠牲が付き物…。」
「余所を当たって頂戴。」
「つれないなぁ。」
「当たり前でしょ?!」
 つん、とそっぽを向くアンジェリーナの緩く波打った黒髪に一瞬未練がましい視線を走らせた後、
 フレッドはじゃあ、おやすみ!と明るく言い切って背中を向けた。

「お休みなさい。」
 アンジェリーナもそう言ったが、フレッドはなかなか立ち去る気配を見せない。
 不審に思って、彼の名前を呼ぶ。

「…フレッド?」
 赤毛の少年はもうしばらくの間沈黙を保っていたが、やがてゆっくりと歩き出した。
 なんだ、と振り返りもしなかった背中に、アンジェリーナが軽い失望を感じるより先に。
 もう一度、少年は立ち止まった。

「良かったら、また屋上で待ち合わせしないか?」
 背中越しにぽつんとフレッドが漏らした一言に、アンジェリーナが驚いて顔を上げる。
「ええ?」
「…待ってるからさ。」
 それだけ言うと、流石に照れたようにフレッドは早口でお休み、と呟くと男子寮の方へ駆け込んで行ってしまった。

 取り残されて、アンジェリーナはフレッドの言葉を反芻して。
…それは二人きりで合いたい、という意思表示なのか、と思い至る。
 ぼっと、浅黒い肌の色でも隠しきれないくらい、顔面に血が昇った。

「え、ええ?!」
 期待しすぎてはいけない、という警鐘と裏腹に、アンジェリーナの体は隅々まで嬉しい、と告げている。
 彼に誘われて、とても嬉しい、と。

 魔法をかけたのが着ていたものなのか目の前にいる赤毛の少年なのかは分からないけど。
 どうしよう私、好きになっちゃったかのも、と。

 アンジェリーナは心の中で呟いた。

*****


 ちなみに数日後、
「アリシアから聞いたんだけど、君、俺のために勝負下着買ったんだって?いつ見せてくれるんだ?」
 等とデリカシーの欠片もない質問をにやつきながらした赤毛の少年の顔面に
 アンジェリーナの綺麗な上段回し蹴りがクリーンヒットしたのは、
 まぁある意味二人らしい後日談と言えなくもないのであった。




**********

End.

 

 

まともに書いてみましたが、うちのフレッドって思ったより根性なしかも(笑)
まぁ、まだ時期尚早とか思って居るんでしょうか(聞くな)
アンジェリーナ、いまいちはっきりしない意思表示にちょっと焦れている、というのが
結構好きだったりします(笑)
弟と違って苛々しないからいいわ(笑)

 

+++ back +++