「ああ?!」
「ね?お願い?」
「クロノしかこんな事頼めないんだから〜」
「冗談じゃないよ〜・・・お前らが聞けよ・・・」
「だから、私が聞くのは恥ずかしいの。ね?ね?クロノ〜・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
頭を抱えながら、クロノが歩いていく。目当ての人物(?)は、丁度見張りを交代して仮眠に入ったところだった。『起こすの可哀想なのにな〜・・・ああもう、覚えとけよマール、ルッカ〜・・・』と思いながら、そっと声を掛ける。
「ねぇ、カエル・・・」
「ん?クロノか・・・何だ?」
カエルが目を擦って起きる姿を見て、『なんだか「どこでも●っしょ」のリッキーみたいだなぁ。』などと思いながらクロノは恐る恐る問いかけた。
「あのさ・・・カエルって・・・」
「あん?」
「カエルって、30代に乗ってるってホント?」
―――――想像通り、場の全ての空気が凍り付いた。
「やっぱりお前らか!!そんなくだらないこと聞いてこいなんて頼んだのは〜っ!!!」
「だってだって気になるんだもん、いいじゃない〜!!」
「そーよ、10年放浪してたって言ってたし、10年前にハタチならいま30じゃない〜!!!どんなに若くても20代後半よね〜?」
「イヤ〜・・・30の大台に乗った勇者・・・」
「10年前にヒトケタだったかもしれんだろうが?!」
「ないないっ!!10年放浪って結構痛い要素よね〜。る●うに剣心だってもう28だったじゃない・・・」
「言動オッサン臭いし・・・」
「嫁さんの一人も居ない分剣●より甲斐性無しだったりして・・・」
―――――パチン。
「あああ〜っ、グランドリオン抜くなってカエル!!マールもルッカも!!」
「小娘共!!よーーーっく聞けよ?!イベントムービー見たか?!オレはサイラスよりずーーーっと年下だ!!」
「なのにタメ口?カンジ悪〜い。」
「体格が貧弱なだけだったりして・・・」
―――――シャキン。
「アンタそのすぐに暴力に訴える癖止めなさいよね馬鹿カエルっ!!」
「うるせぇ眼鏡小娘っ!!誰の体格が貧弱だっ!!」←結構つついてはいけなかったらしい
「あーら、今だって私より背低いじゃない。」
「これは呪いがかかってカエルになってるからだ〜ッッッッッッッ!!!!!この姿で初めどれだけ苦労したか・・・剣の間合いは届かないし化け物扱いされるし・・・」
しみじみと述懐するカエルに向かって、底抜けに明るい声でクロノが言った。
「じゃ、元の姿に戻ったら色々大変かもね、間合いとか歩幅とか跳躍力とか。ベロロンだって使えないし、水の力の魔法だってカエルだからなんでしょ?今ほど強くなくなったりしてね。」
―――――・・・・・・・・・・・
「あ?あれ?みんなどうしたの?」
「クロノ・・・アンタが一番言ってることキツイわ・・・・・・。」
その後、ラヴォスを倒した後もカエルが元の姿に戻ったかどうかは定かではない。(笑)
お仕舞い。
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