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□その4:『マール』
ルッカってば、本当に気ぃ使いさんなのよね。いつだって、一歩退いて私達のことに心を砕いて。
あれだけ頭も良いし、美人なんだから。もっと自分に自信持ってわっしわっしと人生のし歩いたって誰も文句は言わないのに。
ホントに、敵わないなぁ、と思う。もしルッカが本気になったら、クロノなんてあっという間に好きになるんじゃないかって。
でもね、
私、ルッカも大好き。ルッカにだったらクロノを取られたってそんなに悔しくないんだろうな、って思うくらい大好き。
ルッカも私と居るのが楽しいって言ってくれる。だから・・・凄く、幸せ。だって、今まで同い年の女の子の友達なんて居なかったんだもの。つまんないことしか言わない貴族のお姫様とか、口を開けばドレスと流行とダンスの話しか出てこないような人しか知らなかったから。
一緒に泣いたり、怒ったり。恋の話をしたり喧嘩したり悩みを相談したり。女の子同士でするそんな他愛ないことに、私がどれだけ飢えていたか。
勿論、他の人だって大好きだよ?クロノは別格だとしても、ロボは可愛いし、カエルはかっこいいし。
でもね、女の子同士でしか、できない話ってあるじゃない?そう言う意味では私が何でも安心して話せるのは、ルッカとエイラだけ。
そうそう、私エイラも大好き。
エイラはね、がさつで豪快に見えるけど、すっごく優しくてきめ細やかなおねぇさんだ。
クロノが消えたときだって・・・泣きじゃくる私の背中を一晩中だって撫でていてくれた。
今頃どうしてるかな。キーノと喧嘩なんかしてないかな。キーノのこと、好きだからしっかりして欲しいっていつも言っていたし。ルッカとロボのこと覗きにいったとき、ついでに原始も回れば良かったな。・・・カエルのことで手が一杯だったのよね、あの時は。
今度また。ルッカも誘って。エイラに会いに行こう。女の子ばっかりでつもる話をしよう。
ふふふ、・・・話したいこと、いっぱい増えているんだ。
□その5:『エイラ』
・・・エイラ、マールとルッカ、好き。ロボも好きカエルも好き。魔王も・・・まぁ、好き。
あんまりこう言うとキーノ、ちょっと悲しそうな顔、する。
キーノとは別の好きで大好き、ちょっとわかんないみたい・・・・・・
エイラ思う、みんなみんないいやつ。そして、強いやつ。エイラビックリするくらいみんなみんな強い。
でも。やっぱり。クロ、一番強い。エイラ、クロはとても気に入ってる。
会えて良かった、戦えて良かった、思う。
クロ達にはもう会えない、これ大地の・・・ううん、もっとでっかいおきて。
でも思う。いつも。クロ達、会いに来ないかと。
エイラ好き。マールもルッカもロボもカエルも魔王も・・・クロも。みんなみんな大好き。
エイラは思ったことは言う。いつ何があるかわからないから。
会いたい。また会いたい。・・・・・・寂しいぞ。
エイラ待ってる。クロ達が来るの。いつだって。いつまでも。
□終章:『クロノ』
冒険の旅は終わっても。
頑張って生きている。・・・普通に一生懸命生きるのって、大変だ。
いままでみたいに、目的がある訳じゃないし。
でも、こうも思ってる。この一瞬一瞬が全部、運命の時だ。
物凄い偶然で出会えた仲間達。大好きな人たち。
みんなみんな幸せであればいいなぁと思う。・・・みんなが大切にしてくれる、自分も。
人生っていう冒険は、まだ。始まったばかりだし・・・ね。
そうは、思わないかい?
>>To My Dear・・・・・・

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