オチテクル。

堕天使


 

「快斗」
 青子がオレの名前を呼ぶ。
「私はキッドですよ」
「…違うよ、快斗だよ。キッドでもあるし快斗でもある…。快斗…青子が快斗を包んでいるすべてのものから助けてあげる」
「青子…」
 オレをみて青子は泣きそうになりながらも微笑む。
 青子が…天使に見えた。
 オレを救ってくれる天使…。
 でも…オレは天使にはなれない。
 一度…堕ちたものは二度とはい上がれないことをオレは知っている。
「青子、オレを助けても青子みたいに天使にはなれないよ」
「何バカなこと言ってるのよ。苦しんでないで、青子に言ってよ。青子は絶対快斗のこと助けるって決めてるんだから」
「堕天使でも?」
「当たり前でしょ。なんで快斗が堕天使なの?青子にとっては天使と同じだよ。快斗が側にいてくれれば青子は幸せになれるんだよ。大丈夫、青子にまかせて」
 そう言って青子はオレに向かって手をのばした。
「青子が守ってあげる。快斗のこと、すべての苦しみから、助けてあげる。快斗…大好きだよ」
 青子はオレを抱き締めそう呟く。
 その声がオレの薄れゆく意識の中で静かに響いていた。

END

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 「WONDER GARDEN」の長月梓さんにイラストを送りつけて(笑)書いていただいた快青ミニ創作ですv青子ちゃんは快斗を救ってくれる唯一の存在なのです!!(力説)

 

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