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ふわり、とシャアが青い双眸を開けたその瞬間、アムロは残念なことにその側に居なかった。
コーヒーでも飲もうかとベンディングコーナーで紙コップの飲料を手に入れて啜りながら帰ってきて、
ドアを開けた瞬間紙コップを床に墜落させる。
半身を辛うじて起きあがらせた男は、困惑したように窓の外を見つめていた。
長いこと横になっていたので、身体が思うように動かないのだろう。
駆け寄って視界にアムロが飛び込んできても、状況が理解できないようにまだ困ったような顔をしたから。
アムロはただ、何も言わずにその顔を両手で包んで引き寄せ、唇を繋げた。
暫く息を奪い取るようなキスを黙って受けた後、シャアが掠れる声で洩らした第一声は溜息さえ混じっていた。
「…普通、こういう場合は王子の方から口づけを与えるものだと思っていたが?」
「あなたが眠っている間に時代は変わったんだよ。」
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...to be continued.
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