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ころんと横になった先では暖かくてがっしりしたひとが僕を迎えてくれる。
「…アムロ、重いよ。」
非難めかして言われるけれど、完全に表情は笑っているから説得力なんてまるでない。
嬉しいなら嬉しいって、ちゃんと言えばいいと思わない?あなたって人は。
だから僕も直球の答えは返してやらない。
「そう?…いつも君はもっと食べて太らなければいけない、って言うじゃない。」
「そうだったかな。」
「もう。…いい加減なんだからなぁ。」
呆れたように言いながら、僕はううん、と伸びをする。
あなたの上で。
下でなんかぐ、とかげ、とか息が詰まってる声がしたけれど、知るものか。
いつだってあなたは僕に向かって言うじゃない。
君一人くらい、受け止められない私じゃないよ、ってね。
だからもう暫くはこうして僕のベッドになっていてくれてもいいんじゃないの?
贅沢言わせて貰うなら少しばかり固いけどね。
この暑いのに、わざわざこんなにくっついてあげてるんだからさ。
あ、でも『サービス精神』は要らないから。引っ込めなさい、その図々しい手。
ホールドアップ、そう、頭の後ろで組んでてね、いい子だから。
もうちょっとだけこうして甘えさせてくれたなら、キスくらいはしてあげてもいいよ。
ごろごろしたいんだよ。
ほら。夏だから、ね。
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...end.
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