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カチャリと冷たい金属質の音がして、銃口が心臓に照準を定めるのが分かった。
赤味がかった鳶色の癖毛の青年が、重い口を開く。
「俺は、・・・本気だからな、シャア」
なけなしの気力を奮い起こしながら言っているのだろう、それでも微かに語尾は震えている。
シャアはふんと鼻で微かに笑い、自分も護身用に携帯している銃をホルスターから引き抜いてアムロに向けた。
アムロが焦ったような声をあげる。
「・・・おい、撃つってっ・・・!」
「私を撃つ気なら、抜く前に撃ちたまえよ、アムロ」
冷静に言うシャアの手の中の黒い塊は、既にアムロにひたりと据えられている。言葉を失うアムロに向かい、シャアは醒めたような口調で冷たく言い放った。
「撃てないんだろう?手が震えている」
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